「君にとって俺はこの雪みたいだというのか?欲望を満たしたらすぐ消える身勝手な男だと思ってるのか?」 さっきまでただ静かにアンジェの話を聞いていた男の目が怪しく光る。 どこをどうしてこの人を雪みたいだなんて私は思ってしまったの? 今自分の目の前に立つ男は、窓の外の荒れ狂う吹雪とは対照的に炎のように熱気を放っている。
そんなアンジェの反応に男― オスカー ─は一歩踏み出す。 「試してみろよ。俺が雪のように冷たい男かどうかを」
───口説きバトンキーワード1 『雪』 拍手ありがとうございます! 珍しくアンジェリーク二次創作。といっても名前と容姿だけ借りたようなものですが。 |