甘い鎖

 

 

しゃらり しゃらり

 

気がつけば

私はあなたの愛に溺れていた

 

そう それは

鎖のように 私をしめつける

 

身動きするほどきつくなり

柔らかな肌へと食い込んでいく

熱をおびた紅がこぼれおち

あなたはそっと舐めとっていくの

痛みも甘く感じるほどに

 

解こうと思えば解けるのに

解こうとしないのは

甘い痛みを知ってしまったから

あなたを愛していると気づいてしまったから

 

 

しゃらり しゃらり

 

 

そう それは

 

甘い

 

 

甘い鎖

 

 

 

 

<あとがき>last up 4.23.2004
久々にアップするための詩を書いてみました。
『甘い鎖』というフレーズが浮かんでそこから発展させてきました。
ちょっとエロティック?な感じがでてるといいんですが・・・。